大学院(修士全科生) 学生募集要項・授業科目概要
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− 14 −人文学プログラム科目名主任講師名単位メディア講  義  概  要道を極める-日本人の心の歴史(ʼ16)魚住 孝至(放送大学教授)平成28年度開設科目2ラジオ日本には、歌道、芸道、茶道、あるいは剣道、柔道、弓道など、「道」がつくものが数多くある。それぞれ芸術や武術の専門技芸だが、その修練の仕方も含んでおり、絶えず深めるべきものとされるので、単なる術ではなく「道」と称するのである。各道により成立の仕方も、修練の内容も様々であるが、いずれも長年にわたって身心を鍛練した果てに行き着く「おのずから」なる芸や無心の技が究極のものとされる。本講義では、代表的な道の創始者や中興者を取り上げ、彼らが時代と社会の中でどのように道を深めたのか、実際の修練の過程を窺い、それを通じて深まる生き方、極めていく中で達した思想について考えてみたい。「道」を視点として日本人の心の歴史を考えてみたい。美学・芸術学研究(ʼ13)青山 昌文(放送大学教授)平成25年度開設科目2テレビ美学は、美とは何か、を考える学であり、芸術学は、芸術とは何か、を考える学である。美は、芸術に限らず、自然にも存在している。本講義は、自然美にも言及するが、考察の主体を芸術美におき、芸術が、文化の総体と深く豊かに関わっていることを、具体的芸術作品に即しながら、詳しく考察する。前半においては、全体に亘る体系的な考察を行い、後半においては、世界史上初の本格的美術批評家であったディドロの美学・芸術学の深く豊かな意義を明らかにしてゆきたい。日本史史料論(ʼ15)五味 文彦(放送大学名誉教授)杉森 哲也(放送大学教授)平成27年度開設科目2ラジオ本科目は大学院では唯一の日本史科目である。基本的なテーマとしては、日本史研究の基礎である史料について論じる。日本史の学習・研究において、歴史研究の素材である史料を正確に読解し理解することは、最も基本的な作業である。本科目では、古代から近現代に至る日本の歴史を学習する上で最も基本的な史料を取り上げ、その特質と読解の基礎について講義を行う。東アジア近世近代史研究(ʼ17)吉田 光男(放送大学名誉教授)平成29年度開設科目2ラジオ中国・朝鮮の近世史と近代史について、宋・明・清・近代・現代、朝鮮王朝・開化期・植民地期について、各時期・各地域の政治・経済・社会などがもつ歴史的意味を、最新の研究成果に基づいて講義する。アフリカ世界の歴史と文化(ʼ13)-ヨーロッパ世界との関わり-草光 俊雄放送大学客員教授 東京大学名誉教授 北川 勝彦放送大学客員教授 関西大学名誉教授 平成25年度開設科目2ラジオこの科目は地域文化研究Ⅲを引き継ぐもので、前回ヨーロッパの歴史と文化という枠組みのなかで「旅」をキーワードとして考える科目であったが、今回は「ヨーロッパとアフリカ」という視点から、古代ギリシア・ローマの時代から現代まで、ヨーロッパとアフリカとの関係をさまざまなテーマで考えていきたい。地中海を挟んでヨーロッパとアフリカは古来、密接な関係を築いてきた。近代にはその関係が一方的な支配・被支配、奴隷制の展開、植民地化といった不幸な関係に変質していった。それぞれの時代にヨーロッパがアフリカをどう見ていたか、またアフリカがヨーロッパに対してどう関わってきたかを歴史学、文学、人類学などさまざまな分野の学問を動員して考察する。国文学研究法(ʼ15)島内 裕子(放送大学教授)平成27年度開設科目2ラジオ国文学の修士論文の書き方の全般について、具体的にさまざまな角度から論じ、実際に論文を執筆するための、理念と方法論を提供する。したがって、本科目の主旨は国文学のさまざまな研究方法を学ぶことであるが、それにとどまるものではない。本科目は、より広い意味で、「学問研究とは何か」「論文執筆の要諦とは何か」「新たな研究領域の開拓は可能か」など、いずれの学問分野にも通底する問題意識によって、科目を構築している点に特徴がある。それゆえ、本科目は、学問分野を国文学に限ることなく、放送大学で学ぶ学生が現実に直面する、切実な学問上の疑問にも、十分に答えうる。中世・ルネサンス文学(ʼ14)宮下 志朗(放送大学特任教授)井口 篤放送大学客員准教授 慶應義塾大学准教授 平成26年度開設科目2ラジオヨーロッパ中世・ルネサンスの多種多様な文学作品を読み、これらの作品が提起する問題について批判的に考察する。時代順に作品を紹介するのではなく、いくつか重要なテーマ (「恋愛」、「言語」、「信仰」) を設け、それらのテーマとの関連の中で様々な作品を紹介していく。個々の作品は、基本的に日本語訳で紹介していくが、本文中もしくは巻末に原典を付すこともある。

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