大学院(博士全科生) 学生募集要項・授業科目概要
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科目名担当教員名単位講義概要生命・物質研究法(4)「化学研究法」 安池  智一 准教授2化学は分子を基盤としたものの見方に立脚する学問である。近年様々な学問分野において分子論に基づくアプローチが模索され、化学の対象は拡がりその方法論も大きな変革を遂げている。本講では、そのような化学の新しい側面を視野に入れ、分子論的アプローチに必要な知識を習得し、実践の基礎を学ぶことをその目的とする。個々の分子の性質の理解に必要な量子力学、タンパク質などの巨大分子、分子集合体の理解に必要な統計熱力学について学び、近年の分子理論の実践に欠かせない計算機シミュレーションについても、計算機の運用から計算機実験の実際まで、演習を通じてその基盤技術の習得を目指す。また、分子分光法を中心とした実験手法についてもその理論的基礎および測定の実際を学ぶことで、理論と実験の両面から分子を基盤としたものの見方、考え方の獲得を目指す。生命・物質研究法(5)「生態環境研究法」加藤  和弘 教授2生態環境科学に関する研究を行う上で、その背景となる基本原理や、生態系及び生物群集についての調査法、調査結果の解析法の理解は、不可欠である。しかしそれらは、研究対象生物や対象となる空間、地域によって大きく異なる。本講では、各自の研究対象に沿って、生物群集や個体群の特性の把握、対象地の自然立地条件の理解、主要な生物間相互作用の検討、適切な調査研究及び分析方法の考察を行う。調査研究あるいは分析方法については、先行研究で用いられたものの理解を中心とし、他分野の関連手法の検討も含める。データの多変量解析法の利用は、今後の研究活動においてしばしば重要な役割を果たし得るので、その演習も行う。生命・物質研究法(6)「分子科学研究法」橋本  健朗 教授2分子科学研究では、何をやるかという課題設定だけでなく、どうやって解決するかという研究手法が重要である。現在利用できる手法や理論の限界や問題点の克服なしに、解決できない重要課題も多数ある。既存研究手法を活用するにせよ、あるいは方法に未解決問題を抱える課題に挑戦するにせよ、研究手法を原理から理解することが不可欠である。本講義では、自らの具体的研究課題に沿って、活用する研究手法、挑戦する課題を深く理解し、知識を課題解決に繋げる術を学ぶ。この過程を通じて、必要となる十分な英語文献購読力、発表力、構想力を身につける。生命・物質研究法(7)「原子核物理学研究法」松井  哲男 教授2現代の核物理学の研究の最前線を考究し、研究に必要な核物理学の知識と方法を学ぶ。特に、これまでの核子多体系としての原子核でなく、クォークとその力学(量子色力学)から原子核の成り立ちや、極限状態での存在形態、その実験的検証について、最新の知識と方法を学ぶ。生命・物質研究法(8)「宇宙物理学研究法」谷口  義明 教授2宇宙物理学に関連する専門分野の最先端の研究成果や未解決の問題追求の現状について、研究の動機や目的、対象へのアプローチの方法といった、専門分野にとらわれない根源的な部分についての議論を通して、研究遂行に必要な能力を養成する。特に、宇宙物理学は物理学、化学、数学などの学際的な研究分野であるため、幅広い知識体系の習得が必須となる。その一方で、宇宙物理学特有の概念があり、より専門性の高い分野でもある。他分野との共通点と相違点を把握することによって、より柔軟な思考力と創造力を養う。授業の題材については、担当講師が受講生に応じて適宜設定する。自然科学プログラム− 13 −

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