教養学部案内
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19心理と教育コースの授業の例データを読み解き、こころを知る子どもを救う臨床心理士の役割イルカには本当に感情があるのか動物の学習、ならびに認知、知性、感情の働きについて、最新の研究を織り交ぜながら講義します。まず学習の一般的原理を解説したうえで、原理では理解が難しい諸現象を生物学的視点から意味づけ、多様な動物の認知機能と感情機能を紹介。ヒトのこころの特徴を、動物たちのこころに照らして考えます。「比較認知科学(ʼ17)」 藤田 和生 (京都大学教授)心理学はデータに基づいて心のメカニズムを研究する学問。心理学のためのデータ分析法について講義します。本講義では、従来の心理統計法の講義で前提とされてきた有意性検定ではなく、ベイズ流のアプローチで学習系列を展開。データ分析の基礎として、また統計学の再入門編として受講できます。前半では子どもの心の発達および心理療法の理論と方法について概要を説明。後半では、保健・保育、教育、医療、福祉のさまざまな領域における子どもと家族への心理的支援の実情を紹介します。児童虐待や発達障害、家庭問題等のトピックも取りあげながら、臨床心理士の果たす役割について論じます。「乳幼児・児童の心理臨床(ʼ17)」小林 真理子 (放送大学准教授)塩﨑 尚美 (日本女子大学教授)「心理統計法(ʼ17)」豊田 秀樹(早稲田大学教授)コースや科目の選択に迷っている方に、各コースの教授が授業の面白さを凝縮した誌上講義を行います。ぜひ「科目選びのヒント」として役立ててください。 あなたの身の回りや地域に「いきいきとしている大人」はいませんか? 専業主婦から地域のコミュニティーハウスの館長になり、NPO団体を立ち上げた方。読み聞かせボランティアの活動をきっかけに、図書館長にまでなった方。40歳を過ぎて調理師免許を取り、料理教室を開いた方——私がお話を伺った方々には、キャリアの大小や分野にかかわらず、必ず「自発的に学習した」という共通点がありました。 大人になってからの学習は、環境の変化や病気、家族を亡くす等、時にネガティブな状況がきっかけになることがあります。そして学習を続けるプロセスのなかで、人はそれまでの人生を振り返り、そこに意味を見いだすようになります。学習は、人生をリカバリーし、新しい未来へステップアップするダイナミズムを秘めているのです。 人生100年といわれるこの時代、従来の教育期間にとどまらず、生涯を通じて学習し「納得できる人生」を見つけることが、いきいきとした毎日を引き出す秘訣なのではないでしょうか。       Psychology&     Education心理と教育コース「生涯学習を 考える(ʼ17)」岩崎 久美子 放送大学教授筑波大学大学院図書館情報メディア研究科修了。文部科学省・国立教育政策研究所生涯学習政策研究部総括研究官を経て現職。専門分野は教育学、教育社会学、生涯学習。学習する人、しない人。人生はどう変わる?

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