教養学部案内
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22      Informatics情報コース「日常生活のデジタルメディア(ʼ18)」情報コースの授業の例近年のコンピューターおよびコンピューターネットワークの進展とともに、自然言語に関する処理技術は劇的に進展し、ウェブサーチ、対話システム、機械翻訳等の応用システムが日常に浸透しはじめています。本講義では、その背後にある自然言語処理の仕組み、難しさ、今後の展開等を解説していきます。情報化は私たちに多くの福利をもたらす一方、格差の助長や犯罪の手段になる等の課題が累積しています。また、機能しなくなった際のリスク管理も不可欠でしょう。本講義では、情報セキュリティと情報倫理の問題をシステムの開発運用と利活用の2つの観点から解説し、全体像を明らかにしていきます。「情報セキュリティと情報倫理(ʼ18)」山田 恒夫(放送大学教授)辰己 丈夫(放送大学教授)近年のメディアは、自我やコミュニティー から民族、国家にいたるまで、あらゆる事柄に影響を与えています。この講義では、メディアを歴史/空間の2つの軸で位置づけ、テクノロジー、リテラシー、モビリティー、観光、ワークショップ等に関する学問領域との交流から、新しいメディア論を描き出します。「自然言語処理(ʼ15)」黒橋 禎夫(京都大学教授)「メディア論(ʼ18)」水越 伸(東京大学大学院教授)情報化がもたらす“影”の正体を知る変貌するメディアの様相を捉える人間の知的活動の根幹とは? 「デジタルメディア」と聞いて何を思い浮かべますか? もはや身近すぎて思いつかないかもしれません。人工知能やビッグデータ等が著しい進化を遂げるなかで、デジタルメディアは私たちの意図していない状況を招くこともあります。例えば、GPS機能を利用した位置情報サービスであるジオメディア。道案内に使えたり、近くの飲食店をすぐに検索できたりして便利ですね。しかし、SNSに位置情報をひも付けてしまうと、投稿した写真にタグ付けされるだけで、自分の居場所を世界中に公開してしまう危険性も孕んでいるのです。 デジタルメディアは、われわれの生活に無くてはならない存在になりつつあります。それはある意味、〝デジタルメディアがわれわれの生活を定義しはじめている〞ともいえるでしょう。意図しない状況を回避するために、ジオメディアのような見えないところで情報がどう扱われているのか等を、注意深く考える材料となる視点・ノウハウを得ていくことが重要になるのではないでしょうか。青木 久美子放送大学教授ハワイ大学情報コミュニケーション学研究科博士号を取得。メディア教育開発センター教員等を経て、現在放送大学教授。専門は遠隔教育、オンライン教育、教育工学。便利なデジタルメディア、 安全に使えてる?

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