大学院(博士全科生)授業科目案内
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自然科学プログラム(科目コード)科目名担当教員名単位講義概要(9350012)生命・物質研究法(1)「生物科学研究法」ニ河 成男 教授2  生物科学に関する研究を行う上でその背景となる基本原理や、対象生物の遺伝的特性、実験方法の理解は、不可欠である。しかし、それらは、研究対象ごとに大きく異なることが、生物科学の特徴である。本講では、各自の研究対象に沿って、基本原理、遺伝的特性、実験方法の把握を行う。実験方法については、過去の先行研究の理解を中心とする。また、分野にかかわらず、研究対象のゲノム情報の利用は、今後の研究活動において不可欠な要素であるので、その演習も行う。基本的に課題とする文献は英語文献とする。(9350020)生命・物質研究法(2)「地球惑星科学研究法」大森 聡一 准教授2  地球惑星科学は、基礎科学、テクノロジー、野外調査など、複合的な体系の上に成り立っている。与えられた研究テーマを推進するだけでなく、みずから研究テーマを開拓するためには、その背景となる体系の理解が必要である。この演習では、最新の研究論文から出発して、引用文献や基礎的な教科書をたどりながら、研究の構造を体系的に解析する訓練を行い、研究のための基礎体力を習得し視野を拡大する。演習の終わりには、新たな研究テーマを発掘するための議論と演習を行う。(9350039)生命・物質研究法(3)「物理学研究法」岸根 順一郎 教授2  物理学は、宇宙から素粒子まで、極めて多様な内容を一貫して扱うことが可能な学問分野である。一方で、各研究対象の振る舞いは多様であるため、研究分野は細分化され、さらに理論研究と実験研究も分業化される傾向にある。したがって、みずから研究テーマを開拓し推進するためには、細分化された個別の事象を体系化して理解することが必要である。この演習では、最新の研究論文から出発して、引用文献や基礎的な教科書をたどりながら、研究の構造を体系的に解析する訓練を行い、研究のための基礎体力を習得し視野を拡大する。(9350047)生命・物質研究法(4)「化学研究法」安池 智一 教授2  化学は分子を基盤としたものの見方に立脚する学問である。近年様々な学問分野において分子論に基づくアプローチが模索され、化学の対象は拡がりその方法論も大きな変革を遂げている。本講では、そのような化学の新しい側面を視野に入れ、分子論的アプローチに必要な知識を習得し、実践の基礎を学ぶことをその目的とする。個々の分子の性質の理解に必要な量子力学、タンパク質などの巨大分子、分子集合体の理解に必要な統計熱力学について学び、近年の分子理論の実践に欠かせない計算機シミュレーションについても、計算機の運用から計算機実験の実際まで、演習を通じてその基盤技術の習得を目指す。また、分子分光法を中心とした実験手法についてもその理論的基礎および測定の実際を学ぶことで、理論と実験の両面から分子を基盤としたものの見方、考え方の獲得を目指す。(9350110)生命・物質研究法(5)「生態環境研究法」加藤 和弘 教授2  生態環境科学に関する研究を行う上で、その背景となる基本原理や、生態系及び生物群集についての調査法、調査結果の解析法の理解は、不可欠である。しかしそれらは、研究対象生物や対象となる空間、地域によって大きく異なる。本講では、各自の研究対象に沿って、生物群集や個体群の特性の把握、対象地の自然立地条件の理解、主要な生物間相互作用の検討、適切な調査研究及び分析方法の考察を行う。調査研究あるいは分析方法については、先行研究で用いられたものの理解を中心とし、他分野の関連手法の検討も含める。データの多変量解析法の利用は、今後の研究活動においてしばしば重要な役割を果たし得るので、その演習も行う。15

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